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同和教育・人権啓発
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部落の心を伝えたいシリーズ
>第5巻「峠を越えて」魂の同和教育実践者・森口健司
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第5巻
「峠を越えて」
―魂の同和教育実践者・森口健司
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2003年11月制作/ 25分作品
ライブラリー価格 55,000円(税込)
DVD:字幕なし
視聴できます。
作品の内容
あらゆる差別をなくしたい
―森口健司さんは、その果てしない闘いに生涯をかけている。中学校教師としてユニークな同和教育「全体学習」を実践、そこで培われた豊富な体験と強い信念をもとに、現在は徳島県の派遣社会教育主事として、差別解消への道筋をエネルギッシュに語りつづけている。
座右の詩“よろこび”「・・・・・ゆくさきは幾多迫害ありとても この営みはわが終生の運命なり しかしてこの営みは わが生命の生きがいにして わが生命のよろこびなり」。森口さんは、この道をまっすぐに歩きつづける。
“スダチの苗木”
森口健司さんは、徳島県内の同和地区に生まれ育ちました。
部落との出会いは、中学2年生の頃。思春期の霧の中で、呆然と成すすべもなく立ち尽くすだけだったといいます。
森口さんは、ふるさとを離れ、京都の大学に進みます。しかし、そこで見たものは、日常的に起こる差別発言と差別行為であり、差別の現実から逃れることはできませんでした。
京都での学生生活をリアルに描いた、森口さんの原作をもとにした舞台劇があります。“スダチの苗木”です(作品中で紹介)。そこには、部落出身を隠し通す切なさ、虚しさが、父親との葛藤とともに描かれています。
新しい同和教育―全体学習
大学を卒業した森口さんは、意を決してふるさと徳島に戻り、中学校の教壇に立ちます。しかし、ここでも見たのは、差別に喘ぎ苦しむ子どもたちの姿でした。
森口さんは、子どもたちの心に響く同和教育を模索し、情熱をもって実践し始めました。そして、クラスの垣根を越えて学年全体で問題を語り合う、全体学習というこれまでにない新しい人権教育のスタイルを創り上げました。その実践記録は「峠を越えて」にまとめられ、第46回全同教徳島大会・特別報告として発表されました。
本音で語り合うことは、自らを晒け出すこと―その勇気を見せ合うことで、信頼の輪が広がる。全体学習は子どもたちに大きな安心感を生み出していきました。
今、ここにある差別・問題の解決へ
森口さんは、21年間の教師生活の後、県の教育委員会に移り、現在二つの地域で活動を広げています。いじめ、不登校、差別落書など今、ここにある具体的な問題をひとつひとつ解決していく。森口さんの毎日は、多忙をきわめます。
森口さんを囲んで教え子たちが集まってきます。進学や就職に迷ったり、結婚に悩んだり、そんな彼らにとって、森口さんは今でも人生の師なのです。教師時代の全体学習を通して培われた信頼の絆。森口さんは、こうした人と人とのつながりを広げていくことが差別解消の大きな道筋だと考えています。職場で、学校で、地域で、今日も森口さんのエネルギッシュな活動が続きます。
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