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環境学習・市民活動>砂漠化とたたかう
ビデオパッケージ
「砂漠化とたたかう」

2002年2月制作/30分作品
ライブラリー価格 40,000円(税別)
学校価格 20,000円(税別)
VSH:字幕なし
 
作品の内容
万里の長城のすぐそばの畑
万里の長城のすぐそばの畑

雲崗石窟
1500年の風雪に耐えてきた
雲崗石窟(世界遺産)

中国・黄土高原の面積は52万平方km、日本の国土の1.4倍もあります。そしてその全体で砂漠化が進行中です。
 春。雨はまったく降りません。大地は乾き、春耕で砕かれた土を強い西風が巻き上げます。太陽を覆いかくす風砂は、ジェット気流に乗って、東へ東へと運ばれ、日本にやってきます。それが黄砂です。
 夏。以前は6月から雨期にはいったのに、この10年はずっと遅くなり、毎年のように干ばつです。ときに、局地的な激しい雨が、植物の乏しい大地を洗います。表土が流され、土がやせ、作物や植物が育たなくなります。これが砂漠化です。黄土高原では雨が砂漠化を加速しています。
 秋。トウモロコシに実がはいりません。ジャガイモはビー玉からピンポン玉くらい。食べ物が足りず、農民はアワの皮やジャガイモデンプンの絞りカスまで食べます。
 冬。零下30℃近くまで気温が下がって、大地は凍ります。外での活動はできません。
 いちばんの苦労は飲み水の確保です。谷底の井戸から何時間もかけて水をかつぎます。湧き水や井戸が涸れ、遠くの村まで水を買いにいくこともあります。
 いまは砂漠化の深刻な黄土高原ですが、ずっと以前は輝いていました。舞台になっている山西省大同には、いまから1500年前、北魏の都(平城京)がありました。当時は人口100万人を超える世界最大の都市で、仏教をはじめ、日本の歴史にも大きな影響を与えたのです。


そのころの大同は、「草木が生い茂り、水が清らかで豊かなところ」と書き残されています。「文明の前には森があり、文明の後には砂漠が残る」といわれるとおりです。
 環境に国境はありません。地球温暖化がすすめば、黄土高原の砂漠化はいっそう深刻化します。日本のNGO(民間団体)が、地元の人と協力して、森林をとりもどすための活動をはじめました。毎年、数百人の市民が日本からやってきます。いろんな分野の専門科が現地の実態を調査し、新しいプロジェクトを計画し、必要なアドバイスをおこないます。
 教育条件改善のためにつくられた小学校付属果樹園〜そのアンズが満開に咲き誇ります。最初は伸びが遅いけど、5〜6年後から1年に30cm以上も成長するマツ。人里と遠い山中で自然に再生する自然林。少しずつ、ゆっくりとではあっても、緑は広がっていきます。
 文明がつくりだした砂漠に、人間の力、国際協力の力で、森を再生させることができるのでしょうか?自然と人間の文明への、根本的で、実践的な問いかけが、ここにあります。
森林をとりもどすための活動
子どもががんばるんだから、
負けるわけにいかない

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